YouTuberはギラギラしていなかったので意外だった
YouTuberというと、年収何億円、チャンネル登録者数数百万というネット界の大成功者!というイメージがあります。イメージだけでなく、トップYouTuberの人は実際そうですよね。だから、そういう人はさぞかし、キラキラ(ギラギラ?)光ってる人なんだろうなーーと、まだYouTuberという人を実際に見る前の私はそう思っていました。
私がYouTuberというひとがどんな人なのか、実際に検索してみたのは、甥っ子が将来YouTuberになって食っていきたい、と本気で言ってるらしいとその子のお母さん(私の義理の妹)に「本当に食べていけるんですか?」と相談されたことがきっかけだった。
多分ネット業界に詳しいと思われているので、そういう相談を受けたのだけど、実は動画界のことはよく知らなかったので、あらためて名前だけは聞いたことのある、ヒカキンさん、はじめしゃちょーさん、セイキンさんなどの動画を見てみました。
感想を一言でうと、「あれ?ぜんぜんギラギラしてないじゃん・・・?」というものでした。
YouTuberがすごいのは、動画制作力ではなかった
動画業界にまったくうとかった私は、YouTuberって、さぞかし動画作るのがうまいんだろうな・・・という先入観があったのですが、まず、これがそうでもない(笑←すいません)ようだということにスグ気がつきました。
仕事がらみで、ウェブ関連のクリエーターはたくさん知り合いがいるので、彼らが作るクオリティ重視の動画というのはよく知っていたので、ああいうのをイメージしていたのです。
でも、違いました。ヒカキンさん、はじめしゃちょーさん、セイキンさん、みんな最初からそういう動画は作ろうという意思すらないようでした。みんなに共通しているのは、それぞれに自分が主役になっていろいろな面白い体験(コーラ風呂に入ったり、好きなゲームをやってみたり)してることでした。
ここで私は気がついたのです。
YouTuberというのは映像を武器にしているといっても、提供しているのは映画などのクオリティ映像じゃなくて、バラエティ番組、もっと絞り込んでいくと、みのもんたとかがヤッていたような情報提供系の司会者番組に似てる、ということでした。
つまり、YouTuberがすごいところは、制作力じゃなくて、メディア力だったんですね。
ライターで稼ぐときにも、このブランディングは使える!
ここで、このブログの本題に引き寄せます。
ライターというと、みなさん文章が上手い人、という方向に先入観があると思います。
だから、文章術の本が売れたり、コピーライティングの塾がはやったりするわけです。
でも、この文章能力を極めていっても、絶対にヒカキンさん、はじめしゃちょーさん、セイキンさんにはたどり着きませんよね。
つまり、ライターとしてのブランディングの方向性は2つあって、ひとつは制作のうまいライターさん
もうひとつは、自分をメディア化している人ということになります。
文章で自分をメディア化しているというのは、具体的にいうと、著名アフィリエイターであったり著名情報商材作家であったりといえるのではないでしょうか。
副業ライターを脱して、ライター起業を目指す場合、自分が向かいたい方向がどっちの側に近いのかは、つねに考えておいたほうが良いのかな、と思いました。
多分、ヒカキンさん、はじめしゃちょーさん、セイキンさんは映像技術を磨こうと思って、映像系の専門学校に行こうとか、考えたこともないですよね。
だから、自分をメディア化して食っていきたいライターは、極端に文章がうまくなくても良い、というか、それとは別の自分をメディア化するプロデュース力、ブランディング力を磨くべきなのかもしれないな、と義理の妹に「YouTuberって食べていけるの?」と質問されて、あれこれ調べた結果、思いました。
・・・その後、私が義理の妹に電話で答えた内容は下記のとおりです。
「うーん、あのね、とりあえずがんばれば食っていけるとは思うけど、まず○○(甥っ子の名前)が、YouTuberになりたいから、映画専門学校行きたい!とか勘違いしていないかどうか、確かめたほうが良いよ」
という、ものでした。
その後甥っ子の将来の夢がどうなったかは、また聞いておきますね(笑)。